初動負荷トレーニングをご存知ですか?
初動負荷トレーニングといえばイチローが代表されますが、多くの一流スポーツが取り入れているトレーニングです。
これだけ聞くとスポーツに特化していそうと思えますが、一般の方の生活習慣病の予防やリハビリにも適した運動でもあります。
私の周りの人に初動負荷トレーニングをしていると言うと、
ほとんどの人がトレーニングのことを知りませんでした。知っていたのは野球経験者やトレーニングに詳しい数人くらい。
意外と知らない人が多いんだと思ったので、今回ジムに通った感想をご紹介します。
初動負荷
どんな理論?
その前に初動負荷理論についてご紹介します。
◆B.M.L.T.は<反射, 神経・筋機能「neuro-muscular coordination」,機能改善促進研究理論>です.
初動負荷理論定義:反射の起こるポジションへの身体変化およびそれに伴う重心位置変化等を利用し主働筋の弛緩-伸張-短縮の一連動作を促進させるとともに拮抗筋、並びに拮抗的に作用する筋の共縮を防ぎながら行う運動
(引用)ワールドウィングホームページより
少し難しい話に見えますが、リラックスした状態で自然に楽に大きな力を出しながら、神経と筋肉の機能の協調性を高めて、血流・代謝を活発にする心地よい運動ということらしいです。
一般書としては『「奇跡」のトレーニング』で学ぶことができますので、興味のある方は読んでみてはいかがでしょう。
一流スポーツ選手が多く取り入れている
最初に紹介したとおり初動負荷トレーニングといえばイチローですね。
テレビでもトレーニング風景を何度か見たことがあります。
あとはプロ野球選手で取り入れている人が多く、初動負荷マシンを設置している球団があるそうです。初動負荷理論をもとに開発されたビモロスパイクを履いている選手を見ますね。
YouTubeにダルビッシュ投手が動画をアップしていたのでご紹介します。
野球だけでなく、陸上やゴルフなど多くのスポーツ選手が取り入れています。
リハビリや健康増進の目的も
子供から高齢者まで幅広い世代の健康作りや身体能力向上、
病院・医療機関でリハビリにも使われるそうです。
全国の提携施設でトレーニングできる
全国に30箇所以上のワールドウィング提携施設があり、そこでトレーニングが行えます。
実際にワールドウィングに通ってみた感想
ワールドウィングに通おうと思ったきっかけ
毎日のデスクワークで体幹が凝り固まってしまっていました。
その結果、ランニングの動作が悪くなり肉離れをしてしまったのがきっかけです。
ワールドウィングを初めて体験したときの感想
実際の店舗名はお出ししませんがこれまで提携施設2店舗にお世話になりました。
まず、初めてのときに無料体験をしました。
一般的なトレーニングは体をきつく追い込んで苦しいイメージがあると思いますが、初動負荷トレーニングはそんなことは全くありません。
トレーナーさんと会話をしながら楽しくリラックスしてマシンを動かします。実際、力んだ動作をしていると、「力を抜いてください」と言われるくらいです。笑
マシンを使って体が無理なく動き、例えるとすればダイナミックストレッチに近い感じです。ただ、ダイナミックストレッチとはぜんぜん違うので、これはマシンを使ってみないとわからない感覚だなと思います。
正直に言うと、一回だけでは効果がわかりませんでしたが、体験後に柔軟性があがり悪くはなさそうと思ったので会員になることにしました。
マシンの種類は?
- 股関節
- 肩甲骨
- お尻
- 鎖骨
などを動かすマシンがあります。
トレーニング動画がサイトにあったのでリンクを掲載しておきます。こちらでイメージできると思います。
継続してみた感想
トレーニング後に毎回思うのが筋肉の緊張がとれることです。こわばっていた太ももの張りがトレーニングで改善されます。
あと、全身の筋肉は緩んだはずなのに、鏡で自分の体をチェックすると体幹部分の筋肉は引き締まったように見えます。体幹から末端への動作をするため、体幹トレーニングの効果がありました。
しばらくトレーニングを継続していくと体の柔軟性がでて、かちこちだった体幹がほぐれていきました。おかげでケガのリスクが減り、体質が改善しました。
私の場合、特に股関節がよく動くようになり、ランニングのストライドが自然と大きくなりました。
肩甲骨や股関節を動かすので肩こりや腰痛改善にもよさそうです。
こんな人には向いていないかも
どちらかというと柔軟性や機能改善が主なトレーニングだと思うので、ボディビルダーのように筋肥大を行いたいという方には向いていないと思います。
ただ、筋肉を増やす方法もあるそうなのでトレーナーさんに相談するのがいいと思います。
どんな人が通っている?
社会人の男性で健康増進や趣味でゴルフなどのスポーツをされている方が多い印象です。
その次に、大学や高校の運動部の方で特に野球部の人が多そうな印象です。
行った施設は男性のほうが多いですが、少ないですが女性も見かけました。
トレーニングにかかる時間
私は8〜10種類のメニューをして大体1時間が多いです。
しっかり行いたいときは2時間くらいかけてトレーニングします。
30分くらいでもじゅうぶん体がほぐれます。もしかするともっと短時間でも効果があるかも。
通い始めはわりと1週間に3回くらいでつめて行っていました。慣れてきた頃から1週間に1回か2週間に1回くらいのペースで通っています。本当は毎日通いたいくらいですが、仕事や生活のリズムでこんな感じに落ち着きました。
ビモロシューズ
最後にビモロシューズをご紹介します。
ジムの会員の方はビモロシューズという初動負荷理論をもとに開発されたシューズを履いている人がどとんどです。私も履いています。
シューズはソールが薄めでバーが入っていて、重心移動しやすい設計になっています。
ジムに通わなくてもネットで買えます。
ビモロシューズ以外でもトレーニングしている人ももちろんいますが、初動負荷マシンのトレーニングはソールが薄めの靴をおすすめされました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
初動負荷トレーニングは誰でも行えるトレーニングです。
運動したいけどきついのは嫌という方にはあっていると思います。
初動負荷トレーニングを体験してみてはいかがでしたでしょうか?